ゆで卵は回転すると宙に浮く!?

神戸大学 の工学系の研究室が「ゆで卵を毎秒30回転以上させると、重力に逆らって宙に浮く」現象を、コンピュータ・シミュレーションと実験で検証したそうな。

 検証したのは神戸大学 海事科学部 海洋機械工学講座 構造強度シミュレーション工学研究室西岡俊久教授らのグループ。
 このれは、卵型の物体は回転させると摩擦で起き上がり、さらに高速で回転させると振動の力が重力と等しくなり宙に浮くというもので、科学にウンチクがある人はよく知られた現象だ(大学のリリース)。
 以前、慶応大工学部の下村 裕教授らが数学的解析で検証していた。
 シミュレーションには動的有限要素法(!?よくわからん)を用いて検証。実験ではアルゴンパルスレーザー連動超高速度ビデオカメラシステム(要するに速いものを記録できるカメラ)を用い、卵の浮上した様子の撮影に成功した(画像リンク)。

 この実験は、従来検証が難しいとされていたもので、現代のカメラ技術の向上などで初めて記録できたというものだ。しかし、こんなのは大好き! 即物的にはなんの意味もないが、まじめに真理を追究するのは科学者らしい♪