いよいよ携帯電話に燃料電池!?

日立製作所は、開発中の携帯機器用燃料電池について、燃料のメタノール水溶液の補給にカートリッジ方式を採用することを決定、使い捨てライターでおなじみの東海と共同開発を行うとか。

 同社は、燃料電池で実際に動作する試作機(ノートPC、情報端末、PDA)を発表してきた。今回の提携で、いよいよ携帯電話などの電子端末にカートリッジ型の燃料電池が使われることになりそうだ。
 燃料電池のサイズは、現状のリチウムイオン電池と同程度の電池容量/体積比を実現するという。製品の実用化は2005年を目標にしており、メタノール濃度は30%以上、カートリッジ容量は50ccで交換頻度は1日1本程度を目指すとか。

 今回、試作したPDAのコンセプトモデルは実際に動作はしない(→写真)が、なんとなく雰囲気は伝わってくる。11日より東京ビックサイトで開催される「エコプロダクツ2003」では、そのコンセプトモデル(モックアップ)が展示されるので、興味のある方はどーぞ。